中韩国语辞典所收日语借词研究
要旨:沈国威教授は「現代中国語の中の日本語借用語の研究」という文章で、日本語借用語とは、すなわち日本語から借りてきた言葉だと定義している。日本語借用語を判定するには、まず仮定をし、字源、語義などの方面から全面的な考察を行わなければならない。しかし、今回は時間と環境の問題もあり、こういう研究を一から全部行うのは難しい。それでこの論文は、先行研究から一定の資料を引用して信憑性のある日本語借用語表を作り、それたちが中韓国語辞典での収録を考察する。そしてその収録規模と中国語と韓国語に対する日本語借用語の影響力を見る。
キーワード: 日本語借用語、現代漢語詞典(第六版)、韓国国語辞典
19世紀中期までの中日間の文化交流は主に中国から日本へとの影響だったが、19世紀からはその関係に変化が起きた。幕府が没落し、それまでは中国至尊だった日本が徐々に西洋を習い始めたのである。西洋国の民主改革と政憲改革、新しい思想と新文化、そして新制度を大量に吸収した日本は、まもなく封建鎖国の幕府制度から国力が巨層した資本主義の道を進み始める。西洋文明が見事に日本に移植されるのを見た中国の進歩者たちは日本を中国の強国路上の手本とした。彼らは、改革が成功し、強国の夢が叶うには、国門を開き、西洋の新たな思想と新文化、新制度と新科学を習わなければならないということを認識した。そうして日本を習うブームが起きたのである。中国は全面的に日本を習い始めた。人員派出、日本本の翻訳、辞典と教材の出版、新聞発行を活発に行い、日本各領域の知識を幅広く紹介、吸収した。それにつれ日本語の借用語も大量に流れてきたのである。
「日本語借用語の研究」という文章で沈国威教授はこういう。「日本語借用語は他種の外来語とは違って、近代中国語文化圏の新語の一部分である。日本語借用語に対する考察は中国語語彙と中国語本体の研究に大きな影響を与えるだけでなく、アジアの近代研究にも欠かせない存在である。」
現在のどころ、日本語借用語に対する研究は数え切れないが、日本語借用語の辞典での収録状況とその使用領域に対した研究は相対的に停滞しているといってもいい。筆者が中国知網と韓国の捜索ウェブサイトを利用して日本語借用語と詞典に関わる論文や文章を探したところ、国内ではたった二編の文章が、韓国ではたった一編の文章が見つかった。それらは:
中国-章一鸣、卢柏林《汉语外来语词典中的日语借词考察》;金锦珠、沈艳《2001~2010年间日语借词研究》
韓国-尹鎬淑「国語辞典に見られる日本語」
である。
これから見られるとおり、この分野での研究は相当薄弱で、もっと深くて広い研究が必要だと思われる。
では、日本語借用語とはいったい何か?その判定はどうやって行われるのか?沈国威教授は「現代中国語の中の日本語借用語の研究」という文章で、日本語借用語とは、すなわち日本語から借りてきた言葉だと定義している。他種の外来語は、形態だけを見てもすぐ認定出来ることが多いが、日本語はそれたちと違って、それを判定するには、まず仮定をし、字源、語義などの方面から一つ一つ全面的な考察を行わなければならない。しかし、今回は時間と環境の問題もあり、こういう研究を一から全部行うのは現実的に難しい。それでこの論文は、上述の過程を省略し、直接先行研究から一定の資料を引用して信憑性のある日本語借用語表を作り、それたちが中韓国語辞典での収録を考察する。そしてその収録規模と中国語に対する日本語借用語の影響力を見る。また本文の研究範囲は中国語だけに極限せず、韓国語の中の日本語借用語に対しても一定の分析をする。
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